目に見えない噛み合わせの問題に挑む

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歯根膜のお話 ~咬合性外傷について~

咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)とは?

「咬合性外傷」は、その名の通り“かむこと”が原因で起こる外傷です。歯の主な役目は食べ物を噛む「咀嚼(そしゃく)」。咀嚼の際に、歯にはどのくらいの力がかかるのでしょうか?
一般的には「体重と同じくらいの力」がかかると言われています。さらに、人が1日に食事やおやつなどで噛む回数は1000回以上と推定されており、食べ物が硬いほど力は増大します。
一見すると小さな歯が強い力に耐えているように見えますが、実際には歯根膜がクッションの役割をして力を逃がしてくれているため、歯や骨が無事に機能しているのです。

歯根膜の主な働き「圧緩衝」

歯根膜は、歯と歯を支える骨(歯槽骨)の間にある膜で、噛んだときに加わる圧力を和らげてくれます。これを「圧緩衝(あつかんしょう)」と呼びます。この機能があるおかげで、私たちは食事をしても歯がすぐにダメにならずに済むのです。

無意識の食いしばりに要注意

近年、日常生活やストレスなどからくる“食いしばり”が増えているとされています。このように、歯根膜を酷使しすぎるとクッション機能が低下し、“キャパオーバー”に陥ることがあります。そのときに起こるのが「歯根膜炎」という状態です。
歯根膜炎になると「かむと痛い」症状が出ますが、虫歯や歯周病ではない場合も多いのが特徴です。多くの方は痛む歯を使わずに反対側で噛むようにし、歯根膜を休ませることで自然に回復することが少なくありません。ただし、原因となっている過度な力を取り除かないと再発リスクは高いです。ぜひ生活習慣を見直してみてください。

レントゲンで異常なし? それでも痛いなら…

「かむと痛い→歯科へ→レントゲンで異常なし」という経験はありませんか? そのようなケースでは、「咬合性外傷」が隠れている可能性があります。

  • かぶせ物や詰め物の高さが合わない → 調整が必要
  • 根の先に膿が溜まっている、歯周病が進行している → 治療対象
    こうした原因が見つかれば、適切な処置をすることで症状が改善します。

気になる症状がある方はご相談を

もし「かむと痛い」「歯医者でレントゲンを撮っても原因不明」といった心当たりがあれば、ぜひ歯科医にご相談ください。歯根膜や咬合性外傷、そして歯周病との関連まで含め、総合的に診断・治療を行うことが大切です。

まずはお気軽にお悩みを
ご相談ください

噛み合わせは様々な問題が重なり合い、症状が顕在化します。
その問題を一つひとつ解き明かしていくことが何よりも重要です。したがって、噛み合わせの問題を明らか
にするための検査を行い、あなたにとって本当に必要な治療計画を考える必要があります。

当院では噛み合わせの相談、検査・治療のご相談を承っております。
噛み合わせの重要性から必要な検査、治療についてお話をさせていただきます。

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