Case
Deep Bite
不正咬合の1つである過蓋咬合は、過度に深い噛み合わせになっています。
写真を見ていただけるとわかりやすいかと思いますが、下の歯がほぼ見えないほど上の歯が覆いかぶさっていることがわかると思います。
過蓋咬合は歯並びの問題ではなく「噛み合わせ」の問題であるため、見た目にはわからないまま、気にせず過ごしているかたも多くいらっしゃいます。
Checklist
過蓋咬合は深い噛み合わせのため、歯や顎に強い負担がかかっていることが多いです。
就寝時の歯ぎしり・食いしばり(噛みしめ)などを行うことで更に歯に負担がかかり、
咬合性外傷や顎関節症を発症することがあります。
歯科疾患や歯列に問題がないのに、このような症状があるがある場合は、
過蓋咬合など噛み合わせに問題がある場合があります。
こういった症状はすぐに出てくることがありません。
40代、50代と年齢を重ねて出てきますので、噛み合わせが深いと感じたら、一度ご相談くださればと思います。
過蓋咬合は噛み合わせの問題だから矯正しか選択肢がない、というわけではありません。
もちろん、矯正治療も大切なのですが、
問題が何かによって矯正以外の選択肢があるということも知っていただきたいと思います。
セラミックの被せ物などで噛み合わせを再構成します。
矯正治療との違いは治療期間が短いこと、デメリットは歯を削らなければならないことです。
矯正治療によって、顎の位置を変えたり、噛み合わせを正しい位置に動かします。ワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも目的は一緒です。 治療期間は長くなりますが、噛み合わせと顎の調和が図りやすく、治療の第一選択になってるケースが多いです。
矯正治療をして正しい噛み合わせの位置に持ってくると、噛み合わせが高い場合や低い場合があります。その際は補綴治療や咬合調整を組み合わせながら最適な噛み合わせにする方法もあります。(全顎治療)
Case
Movie
Overview
年代・性別 | 20代 男性 |
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主訴 | 顎がカクカクする 顎が痛い |
診断 | 噛み合わせがズレている(顎の位置が後方に行っていた)、顎が痛い |
治療計画 | 顎のカクカク感や食事のしやすさを確認するために仮歯をつけた。矯正治療を行って不正咬合を改善するか、セラミック(補綴物)で正しい位置で噛めるように構築する方法の2つの選択肢がありました。 |
治療 | 患者さんがセラミックを選んだため、補綴物にて咬み合わせの治療を行った。問題がある歯に対して補綴物を入れ、噛み合わせを前に出した。 |
結果 | その結果、カクカク感(クリック音)などが無くなり、顎の痛みもなくなった。食事などがしやすくなったそうです。 |
治療のリスク |
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治療期間 | 約2ヶ月 |
治療費 | ジルコニアセラミック8本880,000円(税込) 咬合検査55,000円(税込) 仮歯 3300円×16本48,000円(税込)
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過蓋咬合は噛み合わせの問題だけでなく、様々な問題を引き起こします。
それも、若い年齢のうちには発現せずに、年齢を重ねていくごとに歯がぐらつく、割れる、顎が痛くて口が開かないなども問題が現れてきます。
したがって、噛み合わせが深いと思ったらまずはご相談にいらしてください。
歯周病治療をしているのに治らないのは噛み合わせの問題である場合もあります。
セカンドオピニオンや無料相談も行っておりますので、ご活用ください。
噛み合わせは様々な問題が重なり合い、症状が顕在化します。
その問題を一つひとつ解き明かしていくことが何よりも重要です。したがって、噛み合わせの問題を明らか
にするための検査を行い、あなたにとって本当に必要な治療計画を考える必要があります。
当院では噛み合わせの相談、検査・治療のご相談を承っております。
噛み合わせの重要性から必要な検査、治療についてお話をさせていただきます。
※上記の日時以外は蒲田院で治療を行います。