adjust occlusion
咬合調整は噛み合わせのバランスを整える治療です。 咬合診断によって導き出された噛み合わせの問題を削って調整し、最適な噛み合わせを実現します。 最小限の切削量で調整することが求められるため、咬合診断はとても重要です。咬合調整を行い噛み合わせのバランスが整うと以下のような利点があります。
など多くの利点があります。
診断の結果、咬合調整だけでなく不良補綴物のやり替えなどが発生する可能性はありますが、咬合調整で解決できるケースも多くあります。
Case
このような主訴で来院されました。
開口量を調べてみると、26mmと口を開けられない状態でした。触診をしてみると、開口時に下顎の動きに左右差があり、左がかなり遅れて指導していることもわかりました。
咬合診断を開始しました。姿勢を検査し、身体全体のバランス(傾きや歪み)を確認します。
姿勢と噛み合わせは関連しており、噛み合わせのズレによって変化した姿勢を診るというのが目的です。
CTによって得られる情報を元に、顎関節の分析を行いました。
顎関節症に関する詳細な検査を行いました。
額運動や形態を診断するために、CT画像や顎運動を数値化し、どの方向にどのように動いているかを確認していきます。
石膏模型を作成するために印象採得(歯型)を行いました。印象採得の精度は咬合分析をする上で重要になるため、慎重に行います。
歯型を元に石膏模型を作成します。口腔内を忠実に再現し、口腔外で患者様の噛み合わせをチェックしていきます。
フェイスボウトランスファーにて上顎と顎関節の位置関係を取得していきます。
そして、歯列の三次元位置を再現するために、フェイスボウで取得したバイトを咬合器に付着していきます。
石膏模型とフェイスボウトランスファーで取得したバイトを咬合器に付着し、咬合分析を行います。
噛み合わせや顎の動きを再現することで、口腔外で患者様の口腔内の状態を確認することができます。
咬合分析を行うことで、どのように調整すべきであるかが明確になります。
分析結果をもとに咬合調整を行います。
模型上で再現した咬合を実現するために、繰り返し噛み合わせを確認しながら調整していきます。
患者様にも噛んだ感覚をお伺いしながら、進めることでなぜそのような感覚なのかをご説明しながら治療を進めることができます。
初診時には崩れていた姿勢も咬合調整直後にも関わらず、正しい姿勢へ改善されました。
経過観察しながらフィットすればより良い姿勢が実現できます。
26mmだった開口量が40mm程度まで開くようになりました。口が開かないという悩みも解決することが出来ました。
Lisk
Cost
咬合診断/分析 | 55,000円(税込) |
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咬合精密検査(3D検査) | 176,000円(税込) |
咬合調整 | 25,300円(税込) |
合計255,200円(税込)
咬合調整は噛み合わせ治療では最も基本的な治療です。
例え補綴物(被せ物や義歯など)が入っていたとしても、検査・治療が可能です。
まずは咬合診断を行い、問題を明確にすることが最も重要です。
検査のご予約、セカンドオピニオンのご予約を承っておりますので、お気兼ねなくお問い合わせください。
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噛み合わせは様々な問題が重なり合い、症状が顕在化します。
その問題を一つひとつ解き明かしていくことが何よりも重要です。したがって、噛み合わせの問題を明らか
にするための検査を行い、あなたにとって本当に必要な治療計画を考える必要があります。
当院では噛み合わせの相談、検査・治療のご相談を承っております。
噛み合わせの重要性から必要な検査、治療についてお話をさせていただきます。
※上記の日時以外は蒲田院で治療を行います。