目に見えない噛み合わせの問題に挑む

診察時間
15:0019:00
10:0013:30
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休診:日・祝

※上記の日時以外は蒲田院で治療を行います。

〒105-0022
東京都 港区海岸1-10-30 アトレ竹芝 タワー棟 3階
J JR各線 浜松町駅 徒歩9分
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顎関節症の治療

Tmj

顎関節症の改善を目指す

当院は噛み合わせを中心に据えた歯科治療を行っていますが、顎関節症も当院の解決すべき歯科疾患の一つであると考えています。

顎関節症でお悩みの方は顎の痛みや異音のみならず、症状の度合いによっては頭痛や耳鳴りなども併発し、口が開かないために食事や会話にも影響を及ぼしているケースが存在しています。

生活に支障が出る、気になったまま過ごすことは最終的に精神的な部分にも影響が出てしまいます。

当院では顎関節症の改善を目指し、精密な検査・分析を行います。
検査・分析結果をもとに適切な治療計画を立て、患者様ごとに適した治療を行います。

顎関節症の自覚症状について

Checklist

顎関節症の疑いがある場合、以下のような自覚症状がでます。

  • 顎や顎周囲に痛みがある
  • 咽頭部の痛みがある
  • 口が開かない、開きにくい
  • めまい、悪心がある
  • 手腕痛がある
  • 歯ぎしり、食いしばりがある
  • 三叉神経痛がある
  • 頭、首、肩部の痛みや張り
  • 呼吸がしにくい
  • 耳痛、耳鳴りがある
  • 手足にしびれがある
  • 眼痛、眼疲労がある
  • 過換気症候群がある
  • 顎の周囲から「シャリシャリ」
    「カクカク」「ポキ」などの異音がある

などの症状がある場合は、顎関節症の疑いがあります。
こういった症状を感じる場合は、顎関節症の検査を行い診断を仰ぎましょう。
早めに治療すればその分改善するスピードも早まります。

顎関節症の主な原因

Main Causes

咬合や顎位に由来するもの 咬合干渉、早期接触など
ストレスによるもの 社会環境、家庭環境など
顎関節由来の問題 関節円板の由来、変形など
筋肉に由来するもの 筋肉の過緊張、非生理的状態
心理的な問題 内的因子による情緒不安定な状態
神経、近畿港に由来するもの 生理的活動の阻害

など、顎関節症の原因は一つではなく複数絡み合うことがあります。また、「これが問題である」といった明確な原因がまだ解明されていないため、整形外科・耳鼻咽喉科・脳神経外科・心療内科など様々な診療科にかかるかたも少なくありません。

様々な診療科を回った結果、歯科にいらっしゃって顎関節症と診断されて問題が解決された方も多くいらっしゃいます。これは他の診療科が悪いのではなく、その原因が歯科の診療領域であっただけです。

当院では、顎関節症であると診断された場合、検査や治療を通して改善に向けた治療計画をご提案します。

顎関節症の検査について

Examination

当院では顎関節症の原因、問題を究明するために精密検査を行います。
顎関節症の検査を簡単にご説明します。

触診

触診では主にお顔周囲の筋肉や顎関節を触診していきます。これで筋肉の緊張度合いや顎関節の痛みを把握していきます。

筋触診では咬筋・側頭筋・後頭部・胸鎖乳突筋・顎二腹筋・内側翼突筋・外側翼突筋を触診します。

触診

開口量の測定

開口量を計測していきます。

顎関節症の方の多くは顎及び筋肉の痛みや顎の位置関係、関節円板のズレなど問題で口が開きにくい状態になっています。

治療開始前と治療後に開口量を計測し、
数値でどれだけ症状が改善しているかを確認することができます。

開口量の測定

姿勢の分析

噛み合わせと姿勢には深い関係があり、噛み合わせが重い頭部を支え、姿勢を整えています。

姿勢の分析は顎の位置関係によって姿勢が大きく変わるため、姿勢を分析することで噛み合わせの問題、噛み合わせの問題によって起こる顎関節症に繋がる要因を探していきます。

姿勢の分析

顎関節診断

  • CTで顎関節を撮影
  • 顎運動の数値化
  • 顎の位置関係を数値化

をします。
画像のように、顎関節診断表として包括的に診断をすることで、どこにどのような問題があるかを確認することができます。

顎関節診断

頚椎の分析

顎関節症の患者様を拝見すると、悪い噛み合わせが起因している方が多いです。
そうした場合、頚椎が湾曲しているために、顎関節の痛み以外を併発している場合があります。
当院では頚椎も分析し、必要であれば整体を組み合わせた治療を行う場合もあります。

頚椎の分析

フェイスボウ
トランスファー

口腔外でお口の中の状態を再現するために印象採得(歯型)を取り、石膏模型にしますが、頭蓋及び各関節に対する上顎の位置関係を正確に再現するために、フェイスボウトランスファーを用います。

フェイスボウトランスファー

模型分析

石膏模型とフェイスボウトランスファーで取得した上顎の情報を咬合器に付着し、噛み合わせの分析を行います。

顎関節症治療に噛み合わせを考慮した治療は必須です。物理的な問題を解決しない限り、改善はなし得ないため、噛み合わせに問題がないかを徹底して分析します。

模型分析

顎関節症の治療

Treatment

顎関節症の治療は様々な方法があります。
顎関節症の問題として環境要因(ストレスなど)以外には噛み合わせの問題に絞られるケースが多いです。
当院では6つの治療の考え方で顎関節症の改善を目指していきます。

咬合調整

咬合調整
咬合調整

咬合調整は噛み合わせの高さを調整することで最適なバランスに整える治療です。分析で得た情報をもとに、歯を削り調整を行うことで、顎関節に負担をかけない噛み合わせにします。

咬合再構成(フルマウス・リコンストラクション)

咬合再構成
咬合再構成

顎関節症の原因が全額的な咬合に問題がある場合、正しい咬合・顎関節の位置関係にするために咬合再構成を行います。例えば、歯がない場合はインプラントや義歯と咬合調整で正しい咬合を作ったり、過蓋咬合や極端な磨耗がある歯に対しては、噛み合わせの高さを作る「足す治療」を行います。

矯正治療

矯正治療
矯正治療

顎関節症の原因の環境的要因(ストレスなど)を排除すると、概ね噛み合わせや顎の位置関係の問題に行き着きます。特に不正咬合がある場合は、矯正治療が必要になります。
写真の症例は、オープンバイトの症例ですが前歯で噛めずに奥歯のみで噛んでいるため、顎関節への負担が過度にかかっている状態で、顎関節症を併発していました。
こういった問題に対しては、矯正治療を行い正しい噛み合わせや顎の位置関係にしていく治療を行います。

矯正治療+被せ物治療

矯正治療+被せ物治療
矯正治療+被せ物治療

不正咬合と治療済みの歯があり、その被せ物の高さが低いもしくは高い場合は、矯正治療+被せ物のやり変えによって最適な噛み合わせを実現していきます。
紹介している症例は交叉咬合の症例で右側に強い負荷がかかっている状態でした。矯正中の写真を見ても右側が強く噛んでいることがわかります。
不正咬合だけでなく、被せ物にも目を向けることはとても重要で、それが原因で噛み合わせがズレてしまうことも往々としてあるのです。

メタルマウスピース(スプリント治療)

メタルマウスピース(スプリント治療)
メタルマウスピース(スプリント治療)

メタルマウスピースは顎の位置を正しい場所に誘導するためのスプリント治療です。メタルである事が重要で、レジンなどと違い、位置がずれる心配がありません。金属アレルギーの方には適さない方法ですが、適応であればより正しい位置を実現し、顎への負担を軽減させることに繋がります。

骨格調整を用いた噛み合わせ治療

整体とかみ合わせの併用治療
整体とかみ合わせの併用治療

不正咬合によって顎関節症を発症している場合、身体の筋肉も強張っていたり、首が曲がっていることで神経を圧迫しているケースもあります。正しい噛み合わせを実現すると共に、整体で筋肉や骨の調整を行う併用治療を行うこともあります。

顎関節症でお悩みの方へ

顎関節症は様々な治療法が存在しています。
当院の場合は「噛み合わせと全身」を考慮した治療を行っています。

顎関節症の原因によって治療法は変わりますが、あなたの状態に合わせた最適な治療法をご提案致します。

まずは検査からでもお気軽にお越しください。
ご予約はWEBもしくはお電話にて承っております。

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ご相談ください

噛み合わせは様々な問題が重なり合い、症状が顕在化します。
その問題を一つひとつ解き明かしていくことが何よりも重要です。したがって、噛み合わせの問題を明らか
にするための検査を行い、あなたにとって本当に必要な治療計画を考える必要があります。

当院では噛み合わせの相談、検査・治療のご相談を承っております。
噛み合わせの重要性から必要な検査、治療についてお話をさせていただきます。

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