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Case
Flow
| 主訴 | このケースでは、高校生のときに矯正治療を行った後、顎に違和感を感じ複数の歯科医院で検査をしたけれど、異常がないと言われて悩まれていた患者様のケースです。 |
|---|---|
| 経緯 | フィギュアスケートで日本ジュニア選手権に出場するなど、ご本人としては順風満帆な日常を送られていました。この時、矯正治療を行ったそうです。その後、年齢を重ねるに連れ顎に違和感（顎の成長が気になる）を感じ、様々な歯科医院を受診。検査を行ったが異常なしと診断されたそうです |
患者さんが持参した資料
咬合診断を行った際、左側小休止部に早期接触を認めました。
また、中心位と中心咬合位の不一致や不一致による筋緊張も認められました。
更に詳細に分析を進めていくと、中心咬合位にて顎が前方に誘導されており、
それが顎が成長すると感じられている原因であることを突き止めました。
咬合調整を行い、噛み合わせのバランスを整えました。
咬合調整後1週間は顎が楽だったが、左側から噛んでいる感じがするとのこと。
再検査をすると、大きなずれはなく、顎の成長も見られませんでした。
筋触診を行ったところ、左外側翼突筋、顎二腹筋に痛みを認められました。
筋マッサージを行うと、動きが楽になりました。
定期的に経過観察にいらしていただいておりましたが、
顎が成長する感じがなくなり、お悩みが解決されたことによって、
精神的な問題も改善されたと嬉しい報告をいただきました。
Comment
この症例では歯列矯正によって審美的に回復することができたが、かみ合わせを考慮した矯正治療ではなかったことで機能的な回復ができていませんでした。
また、患者様の口腔内の感覚を理解することができなかったことが、原因不明と診断され、患者さんの身体的・精神的な負担に繋がってしまったケースでした。
矯正治療を行う際には、キレイに歯を並べる審美的改善は大切ですが、
噛み合わせも考慮して治療をする必要があると強く実感した症例でした。
Overview
| 年齢 | 20代 男性 |
|---|---|
| 主訴 | 矯正治療後から噛み合わせがずれた。 顎が成長し続けている気がする。 |
| 治療内容 | 咬合診断、咬合調整、筋マッサージ |
| 治療期間 | 約9ヶ月 |
| 治療のリスク |
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| 治療費用 | 660,000円（税込）
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※上記の日時以外は蒲田院で治療を行います。
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